「拡声設備」についてご紹介します。
こんにちは!電気設計部門 班長の岡田です。
今回は、私達が設計している電気設備の中の「拡声設備」についてご紹介します。
「拡声設備」とは建物内に様々な放送を流す設備で、主に「アンプ」、「スピーカー」、「アッテネーター」で構成されます。「アンプ」とは別名増幅器とも呼ばれており、その名の通り入力した音声を増幅させて出力する機器になります。音楽をやっている方は音楽用のものであれば触ったこともあるのではないでしょうか。
設備用のアンプは小さなものではこんなものから
大きなものではこんなものまであります。
これは非常用アンプと呼ばれ、火災等の非常時の放送を流す為のアンプであり、一般用の放送と兼用することが出来ます。
続いて「スピーカー」とはアンプから受けた音声信号を出力する、つまり音声や音楽を流す機器になります。
建物の中では天井に埋込んでいるものや
壁付けのもの等があります。
学校の教室なんかでは壁付けのスピーカーを見かけることがあるのではないでしょうか。
続いて「アッテネーター」とはスピーカーから出力される音声の大きさを調整する機器です。
会議室等でこんな形のものを見たことはありませんか?
これがアッテネーターです。
中にはスピーカーの中にアッテネーターを内蔵したものもありますが、会議室等でこまめに音量を
調節したい!という時にこそアッテネーターの出番がやってきます。
デパート等での音楽や館内放送、学校でのチャイムや校内放送、更には防災の為の放送も
この拡声設備があってこそ成り立つものです。
建物を利用する人達への音環境の整備だけでなく人命にも関わる大切な設備、それが「拡声設備」であり、
それを設計するのが我々設備設計事務所です!